SoRairo

ふと思った事を書き綴ろうと思ってます。

スマートトレーナー ELETE DIRETOの修理 ベルト破損による交換 実施編

前回で、ELITE のベルトが破損したので、お問い合わせしたところまででした。その後について説明します。

前回まで

kawanofumi.hatenablog.com

問い合わせた結果

メールした翌日、ELITEのサポート部門の方からメールで連絡がありました。早くて助かります。要約するとこんな感じです。

・DIRETOのベルト交換は無償で対策ベルトへの交換を行っている。
・交換は基本的にトレーナー本体を送っていただき、弊社で行っている。
・急ぎの場合はベルト交換キットを送ることもできるが、自己修理ができなくなった場合は有料となる。
・保証期間が過ぎているため、輸送費や送料はユーザーが負担する必要がある。
・どちらの対応を希望するか、返信をお願いする。

 *chatGPTに要約してもらいました。

15Kgもある本体を送るのは大変すぎるので、ベルト交換キットを送って頂くようにお願いしました。

部品到着

着払いで、お願いした翌日には到着。雨の土曜日に早速交換開始します。



中身はベルト、プーリー、説明書、日本語の補足資料でした。

作業開始

失敗もありましたが、無事交換完了。
基本説明書どおりやれば大丈夫です。私の場合、きちんとした六角レンチ持っていなかったので、テンションの調整が出来ないので、カバー左右共にばらして作業することにしました。

ベルト交換するまで

左右のカバーを開けるとこんな感じ。


ベルトのテンションを調整しているプーリーを外すと、ベルトが緩むので簡単に取り出せます。

新しく取り付けた滑車を1のネジを締め上げてテンションを調整するのですが、回しすぎたようで、ポキっと折れました。詰んだかと思いましたが、現役だったプーリーに復活してもらって何とか前に進みます。

力掛けすぎ、実は不良品?分かりません。
軽めにテンション調整しておいて、あとは、キャリブレーションしながらの調整することにします。

まずは、カバーせずに自転車をセットしてキャリブレーション調整します。

キャリブレーション調整

キャリブレーション調整するために、事前準備として以下が必要です。

・5mmの六角レンチの用意
iPadにELITE公式スマホアプリ「my-E-training」をインストール
・DIRETOのオフセット値を確認(本体裏側に手書きのシールが貼っている)

自分の場合、6260 ±1になるように調整します。

修理前にキャリブレーションの実験でやった時の値は、6252でした。−8でだいぶ低い値です。ベルトの破損がこの誤差の原因でしょう。

2は緩めておいて、1を締めて調整を繰り返します。自分の場合、10回ほど微調整して数値を6260に合わせました。

こんな手順で、数値を近づけまました。

  • 前提:
    • 2を緩めておく。
    • 6260に設定する。
    • 1を時計回りに半回転させると+1になる。
    • 2を締めると−2下がる。
  • 測定開始:
    • 最初に測定値を取る。
      • 6256であった。
      • 設定値の6260から4の差がある。
    • 1を時計回りに半回転させると+1になるという前提のもと、2回転させて再度測定する。
      • 6258となった。
      • 設定値から2の差がある。
    • 1を1回展転させて再度測定する。
      • 6259となった。
      • まだ1の差があるため、もう少し回して再度測定することにした。
    • 結果、設定値の6260にちょうど合わせることができた。
  • 2を締め上げる:
    • 2N以下の指定なので、トルクレンチを使って締めすぎないように注意しつつ作業する。
    • 締め上げた後、測定すると6258になり、-2下がったことが分かった。
  • 再調整:
    • 2を緩め、6262になるように調整する。
    • 2を締め上げる。
    • 測定して、6260を確認することで作業を完了する。

 *chatGPTに清書してもらいました。

あとは、元に戻して作業完了

さて直ったのかどうか確認

直りました。Road The Skyで確認。すべる感覚も無く、ちゃんとトルクを掛ける事が出来ました。問題なし。あと、一定のリズムでノイズが出ていたのですが、消えて静かになりました。修理完了。普通に使えるようになってよかったです。