SoRairo

ふと思った事を書き綴ろうと思ってます。

富士ヒル2022 当日の話&分析してみた

2022年の富士ヒル終わりました。一区切りがつきました。タイムは目標をクリア。2019年からの思いをやり遂げるタイムでした。実は試走時点でクリア出来ていたので新しい目標も設定していましたが、それもクリアしました。4年近い思いを経てやっと目標達成となりました。今年の違いを分析し、来年に向けて再設定した目標について書き留めておきます。

前提となる条件面の違いを分析

まず、当日の状況を語る前に、前提となる条件面も違いを書き上げます。

機材の変更点

2箇所が変更になっています。

 

2021年

2022年

サドル

DeRosaサドル225g

Selle Italia - SLR Kit Carbonio Flow サドル 130g

タイヤ

Continental - Grand Prix4000s2 タイヤ

Continental - Grand Prix5000 タイヤ

タイヤは、2年経過したし、ほころびが見え始めてましたので、AACR2022の前にストックしておいたタイヤと交換しておきました。
サドルは、軽さを求めて昨年買ってしまいました。ちょっとだけ軽量化しています。軽量化よりも、乗り心地の向上の方が貢献してくれたように思います。

ついでに、バッテリー関係は全部交換しておきました。パワーメーター、ケイデンス・スピードセンサーの2つです。

今回の合法的ドーピング

こんな感じです。基本は普段とそんなに変えない方針です。

1.amino VITAL pro 3800 粒状 就寝前に1錠 起床後、スタート30分前に1錠。
2.2run Menan 就寝前に1錠。起床後スタート30分前に1錠。試走で足攣りの危険性があったので投入を決めました。
3.Palatinose 水300mlに一つを投入。レース中に飲む感じで。
4.amino VITAL パーフェクトエネルギー 持っていったけど、結局使わず。半分登った時点での投入を考えていました。

細かい軽量化

1.財布を普段よりさらにスリム化。車の鍵+1000円札1枚のみ。
2.ドリンクホルダーを1つ外しました。
3.ツールボックスは、5合目に運んでもらいました。
4.カメラは持っていかない。iphoneのみにします。
5.iphoneは普段2個持ち(会社用+個人用)を1個のみにします。
これだけの対応にしておきました。普段より1kgほどの軽量化したはずです。#1,#2は2022年初の試みです。

体重の変化

体重は、土曜日朝定点観測で54.4kgです。昨年のデータを見ると、56.4kgでした。ちょうど2kgの減量に成功しています。

練習量の違い

自身の戦闘力を示す数値としてCTLがあります。STRAVA有料会員なので値の違いを見てみます。
2022年前日:57
2021年前日:41
コロナ禍にあるのは、この2年同じ条件です。今年は、1,2,3月で練習量を増やしているのが良い結果につながっているようです。まあ、今ひとつ理屈が分かっていませんんが数値化してくれているので、それなりに信用しています。

2021年の実走は、ヤビツ峠に13回。2022年はヤビツ峠に3回。富士スバルラインに3回の実績でした。2021年ヤビツ峠ばかり行ってましたが、壁にぶち当たって悩んでたと思います。

室内は、ZWIFTを活用したのは、2021年2022年共に同じ。違いは、2022年はCarsonばかりひたすらやってました。ftp測定では、2021年はたしか185Wくらい。2022年は205Wまで上昇してました。

2022年少なくとも昨年より、もっと頑張ってきたと思います。

お天気の違い

2022年は結局晴れてくれました。起床時点では雨降ってましたが持ち直してくれました。5合目のそんなに寒く無かったです。まあ、2021年比較ですが。雨の無い富士ヒルは初めてです。雨で無いだけで大勝利です。

2022年当日の事について

タイムテーブル

いろんなタイムスタンプの情報から振り返ります。
04:00起床  と、言うか寝れなかった・・・
・おにぎり1個
・ドーナツ1個
・温かいスープを1杯
温かいものを食べるのは良かったのかなと思います。
05:50 チェックアウト
06:00 富士山パーキングに移動開始
06:30? 富士山パーキングに入る。
*大渋滞が発生しており、駐車場に入るまでに時間が掛かる。まあ、時間の余裕は十分すぎるほどなので大丈夫でした。
・大福1個チャージ
ロードバイクの組み立て、準備、トイレに寄っておく。
07:02 富士山パーキング出発
07:29 富士北麓公園到着。検温に並ぶ
07:45 検温完了
07:55 トイレに行ってから、スタート
08:06 計測ポイント到着。レース開始

09:57 富士山5合目に到着 
10:00 荷物受け取り
10:30 豚汁を食べる
11:12 ダウンヒル集合時点に移動

11:56 富士スバルライン料金所到着
12:03 富士北麓公園立ち寄り
12:15 富士山パーキング到着
12:30 富士山パーキング出発

ヒルクライムの状況について

今年は第5グループでのスタート。7:40〜8:10までにスタートします。昨年は参加者も少ない事もありガラガラでしたが、今年は時間少し遅れての出発でになりましたが周辺にはそこそこの人がいました。
自分は、Garmin530のセグメント機能を使い、6/4試走時の自分のベストタイムに対してどの程度のピッチで動いているのか把握してマネジメントする作戦です。

1合目まで

富士ヒルの中で斜度の高い区間と言われており、抑えめて行く事がコツだと言われてます。その教えに従い、力を抑え気味で進みます。富士スバルライン料金所を超えしばらくした所で最大23秒ほどの遅れが生じます。1合目下駐車場あたりで16秒まで縮めます。ここから斜度が緩やかになりますので、スピードを上げます。1合目前には、時間を取り戻して預金出来るようになります。斜度の緩やかな所はダンシングを織り交ぜてスピード上げる事を意識して進めていました。

樹海台駐車場&3合目まで

自分の場合、樹海台駐車場で中間評価するようにしています。たしかこの時点で2分30秒の貯金が出来ています。調子いい。順調と判断出来ました。この辺で、1時間50分切りの場合、Garminのセグメント機能のタイムはどの程度になるのか計算してました。+4分の貯金で1時間50分切り確定。そのために残り14kmで1分30秒稼ぐ事になります。より安全を見込んで+5分で1時間48分台を目指す事に決定。+5分いけると思ってます。

3合目から大沢駐車場まで

普段なら3合目あたりで、ジェルを投入しますが今回はやめておきました。自分そんなに器用では無いのでジェルを吸っている最中にスピードが落ちるがいやなのと、ドリンクから摂取する事にした方がいいと判断したから。まあ最後まで力出し切る事が出来ていたので、それが正解だったと思います。淡々と、スピードを維持、たまにダンシングしてスピードを落とさない作戦で、貯金は増えて4分11秒でした。

大沢駐車場から

残7kmほど。周りを見渡しても一番きつい表情で漕いでいる人ばかりでした。山岳スプリット賞区間(19km〜20km)が斜度高めの最後のポイント。ここを辛抱して登りきります。足痛いし、心拍も高いまま、これ以上、力を入れる事が出来ないです。スピードは下げない!と信じて淡々と上り続けました。

平坦区間からゴールまで

山岳スプリット賞区間を超えた所でギアチャンジ。平坦区間の始まりです。トップギアに入れて最後のあがきです。自分技術力無いのでトレインに乗る事が苦手ですが、それでも後ろについてスピードを稼ぎます。データを見直すと過去最高記録なので、まあドラフティング効果はあったのかなと思います。トンネル1個目付近で貯金は4分30秒前後でした。

トンネル3つ目あたりから、平坦区間は終わって最後の坂道が待っていたと思います。ここでGarminをチラ見すると、セグメント機能は終わってしまい(これはいつものこと)で経過時間が1時間45分でした。まだ1時間48分台の可能性が残っていると思い遠くに見え始めたゴールまで最後のあがき。ゴール手前で3人ほど抜いたように記憶しています。
ゴール時点でGarminの経過時間の表示は1:48となっており、48分台に入ったと安堵。安全に止まれる場所を求めてふらふらと前進して全ヒルクライムの工程は終了しました。後からデータを見ると平坦区間では貯金はほとんど稼げず、ゴール前最後のヒルクライムで大きく稼いでました。諦めない事は重要です。データ上、+5分以上の貯金になっていました。

ゴール後は、2019年から4年間ずっと定めていた目標はクリアしたのに思った以上に喜びは無く、さて次の目標はどこに定めるべきなのかばかりをずっと考えてました。なんでなんでしょうね。

5合目の状況

ロードバイクを降りて頭の中を整理しまわりを見渡すとまず思ったこと。
あれ、思ったより温かい・・・・
まずは、荷物を受け取り、着替えてしまいます。

荷物置き場に行くと、ヘルメットの番号を見て、すぐに探し出してくれます。すごく感謝です。

晴れ間が見えたと思ったら、雲の中でした。2019年を思い出す人の多さでした。

雨降らないと、気持ちに余裕があります。温かい豚汁を頂きました。辛味成分でむせこむ事になりました。記録更新出来たし、美味しいし嬉しいかぎり。

軽く食事も終わったし、ダウンヒルグループに並びます。11:15スタートのグループに並べました。晴れました!

11:56 料金所まで到着。24kmを一度も止まらずに降りきるのは本当に苦痛です。

2022富士ヒル総括

今回、目標は2つ立てていました。
・ずっと出来ていなかった2時間切り
・今年の試走時点で1時間54分達成したので、それ以上の1時間50分切り

今回、1時間48分台でゴール出来たので2つ共に目標達成の結果となりました。
昨年までの最高記録との差は約12分となり大きく伸ばす事が出来ました。

次の目標は、100分切り、90分切りのブロンズを目指したいです。

ただ、今回3合目の前、まだ体力があった所で、ブロンズを狙う集団の列車に乗ろうとしたけど、1分で千切れた現実を見てしまうと、あのスピードを最後まで維持するのは相当な努力が必要なんだとは理解してしまいました。

ヤビツ峠の2倍が富士ヒルの法則は、自分のタイムでも成立しています。ブロンズとなると45分切り。ヤビツで10分短縮。どうすればいいのかプラン思いつかないですね。
ともかく新しい目標を定めたのでがんばります。
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リングが到着しました。8/10頃のようです。

なんとか新しい色を追加したいですね。